
教育とは教えること、そして育てることです。育てるというのは、人としてどうあるべきかという人間教育であり、人間的な魅力を育てていくことです。
本校は創設以来、「育てる」ことを大切にしています。カリキュラムに茶道や福祉の授業を取り入れているのも、多くのことを知り、学び、心を育んでもらいたいからです。今の時代、記憶力や暗記力に優れていれば、良い成績をとることはできます。しかしそれで素晴らしい人間になれるか、社会に出て認められるかというと、そうではありません。大切なのは人間性です。この人と話していると、なんだか気が休まる、元気が出てくる。そんな人としての魅力を育てていきたいと思っています。
もちろん高校生にとって、学ぶこと、勉強をすることも大切です。しかし一方的に教えられるだけでは、その知識や知恵を自分のものにすることはできません。大切なのは、何を学ぶか、どう学ぶかということです。学校は学ぶところであり、生徒は学ぶプロ、そして教師は生徒が学びたいことを与えるプロです。生徒は学ぶプロとして、何を学んでいきたいかを考えなくてはなりません。
何も考えずに過ごしても、意欲を持って取り組んでも、同じように1日は過ぎていきます。高校で学ぶのは一生に1度です。数学や理科などの勉強が、すべて実社会で活かされるかは分かりません。しかし知っているか、知らないかには大きな違いがあります。1つのことを知っていたことで、人生が大きく変わることもありえるのです。
高校3年間は、多くのことを学び、吸収できる大事な時間です。毎日を大切にし、充実させることが、やがて人間的な魅力づくりへとつながっていくのです。富士学苑で過ごす3年間で、ぜひ生きる力を育み、社会に羽ばたいていってください。




豊かな心、思いやる心、感謝する心。富士学苑高校は生徒の一人ひとりにそんな「心」を育んでもらいたいと考えています。人への感謝の気持ちを忘れずに、その気持ちをカタチにできる人。物事に打ち込み、自信に満ちている人。礼儀正しく、道義高い人。「心」のある人はみんな、生き生きと輝いています。
1年生の必修科目として週2時間行っている茶道の授業は、そんな心を育てるための時間です。日本の歴史と風土の中で育まれたきめ細やかな心と、しっかりとした礼儀を身に付け、自分自身の心にさらに磨きをかけてほしい。そして自らの心に触れ、自らを見つめてみてほしい。
「心」を育むこと。それはなりたい自分になるための第一歩です。それはきっと将来の夢や目標に向かうための大きな自信に、厳しい社会を生き抜いていくための力になるはずです。

